「シミュレーションゴルフって普通のインドアゴルフと何が違うの?」
「実際にゴルフコースを回っているようにプレーできる?」
「練習にも使えるの?」
シミュレーションゴルフは、センサーやカメラなどでショットを計測し、その結果をスクリーン上に再現するゴルフシステムです。
実在するゴルフコースを再現したラウンドモードを楽しめる機器もあり、練習だけでなく友人同士でラウンドを楽しむ使い方もできます。
一方、インドアゴルフは室内にあるゴルフ施設全体を指す言葉であり、すべてのインドアゴルフがシミュレーションゴルフとは限りません。
この記事では、シミュレーションゴルフの仕組みやインドアゴルフとの違い、どんな練習ができるのか、利用するメリット・デメリットまでわかりやすく紹介します。
シミュレーションゴルフとは?
シミュレーションゴルフとは、実際に打ったゴルフボールをセンサーやカメラなどで計測し、その結果をスクリーン上のゴルフコースや練習画面に表示するシステムです。
プレーヤーは通常のゴルフと同じようにクラブでボールを打ちます。
打った瞬間に機器がショットを計測し、
・飛距離
・ボールの方向
・高さ
・曲がり
・スピン
などをもとに、スクリーン上でボールの弾道が再現されます。
実際のゴルフ場へ行かなくても、室内でショット練習やシミュレーションラウンドを楽しめるのが特徴です。
インドアゴルフとシミュレーションゴルフの違い
インドアゴルフとシミュレーションゴルフは似た意味で使われることもありますが、厳密には意味が異なります。
インドアゴルフは「施設」
シミュレーションゴルフは「設備・システム」
と考えるとわかりやすいでしょう。
| 比較項目 | インドアゴルフ | シミュレーションゴルフ |
|---|---|---|
| 意味 | 室内でゴルフを練習・利用する施設 | ショットを計測して画面上に再現するシステム |
| 場所 | 屋内 | 主に屋内 |
| 設備 | ネットだけの場合もある | センサー・カメラ・スクリーンなど |
| 主な目的 | 練習・レッスンなど | 練習・データ分析・ラウンド体験 |
| ラウンド機能 | 施設による | 対応機種では利用可能 |
| データ分析 | 施設による | 対応している機器が多い |
つまり、シミュレーターを設置したインドアゴルフ施設は多くありますが、シンプルなネット打席だけのインドアゴルフ施設もあります。
シミュレーションゴルフはどんな仕組み?
シミュレーションゴルフでは、ボールを打った瞬間の動きをさまざまな方法で計測します。
機種によって仕組みは異なりますが、カメラやレーダー、赤外線センサーなどが利用されています。
ボールの動きを計測する
ショットしたボールの速度や打ち出し方向などを計測します。
高性能な機器では、スピン量なども細かく測定できます。
クラブの動きを計測する機器もある
機器によっては、ボールだけでなくクラブの動きも計測できます。
例えば、
・ヘッドスピード
・クラブの軌道
・インパクト時のフェースの向き
などを確認できる場合があります。
計測データから弾道を再現する
測定したデータを使って、コンピューターがボールの弾道を計算します。
その結果がスクリーン上に表示されるため、実際には数メートル先のスクリーンへ打っていても、画面上では200ヤード以上飛んでいるように見えます。
シミュレーションゴルフで確認できる主なデータ
確認できるデータは機種によって異なります。
代表的なものには次のような項目があります。
| データ | 内容 |
|---|---|
| キャリー | ボールが空中を飛んだ距離 |
| トータル距離 | ランを含めた飛距離 |
| ボールスピード | インパクト直後のボール速度 |
| ヘッドスピード | クラブヘッドの速度 |
| 打ち出し角 | ボールが飛び出す角度 |
| 打ち出し方向 | ボールが出た左右方向 |
| バックスピン | 縦方向の回転量 |
| サイドスピン等 | 左右の曲がりに関係する情報 |
| ミート率 | ヘッドスピードに対するボールスピードの効率を見る指標 |
すべてのシミュレーターでこれらのデータを確認できるわけではありません。
データ分析を目的に施設を選ぶ場合は、どの項目を測定できる機器なのか確認しておきましょう。
シミュレーションゴルフではどんな練習ができる?
シミュレーションゴルフは、ラウンドを楽しむだけの設備ではありません。
さまざまな練習モードを利用できる機器があります。
ドライビングレンジ
打ちっぱなしのように、自由にボールを打つモードです。
同じクラブで繰り返しショットを打ち、
・飛距離
・方向性
・左右のばらつき
などを確認できます。
アプローチ練習
グリーンまで30ヤード、50ヤード、70ヤードなど、距離を設定してアプローチを練習できる機器もあります。
室内でも距離感を意識した練習ができます。
ショット分析
数球打った結果をまとめて表示し、飛距離や左右のばらつきを確認できる機能があります。
「平均飛距離はどのくらいか」
「右へのミスが多いか」
などを確認するのに便利です。
クラブごとの飛距離確認
実際のラウンドでは、自分のクラブで何ヤード飛ぶのかを知っていることが重要です。
シミュレーターを使って、
・7番アイアン
・8番アイアン
・9番アイアン
・ウェッジ
など、それぞれの平均飛距離を確認する練習もできます。
シミュレーションラウンドとは?
シミュレーションゴルフの代表的な機能が、バーチャルのゴルフコースをラウンドするモードです。
実在するコースを再現している機種もあります。
通常のゴルフと同じように、
ティーショット
↓
セカンドショット
↓
アプローチ
↓
パター
と進んでいきます。
いろいろなクラブを使う練習になる
打ちっぱなしでは、同じクラブを何球も続けて打つことがあります。
一方、ラウンドモードでは状況に応じてクラブを変えます。
例えば、
ドライバーを打った後に7番アイアン
次にウェッジ
というように、実際のラウンドに近いクラブ選択を経験できます。
コースマネジメントの練習にもなる
池やバンカーなどが配置されたコースでは、
「ドライバーで飛ばすか」
「安全にアイアンで刻むか」
といった判断も必要になります。
単純なスイング練習とは違った楽しみ方ができます。
シミュレーションゴルフのメリット
シミュレーションゴルフには、屋内ならではのさまざまなメリットがあります。
天候を気にせず利用できる
室内なので、雨や強風でも利用できます。
夏の暑さや冬の寒さの影響も受けにくいのがメリットです。
ショットを数字で確認できる
感覚だけでなく、飛距離やボールスピードなどを数字で確認できます。
前回のショットと比較しながら練習しやすくなります。
短時間でもさまざまな練習ができる
実際のゴルフ場へ行く場合は、移動を含めてかなりの時間が必要です。
インドア施設なら、仕事帰りなどに短時間利用することもできます。
世界各地のコースを体験できる場合がある
機種によっては、国内外の有名ゴルフコースが収録されています。
実際には簡単に行けないコースをバーチャルでラウンドできるのも楽しみのひとつです。
友人同士でも楽しめる
完全個室型の施設などでは、友人同士でシミュレーションラウンドを楽しめることがあります。
練習だけでなく、ゲーム感覚で利用できるのも特徴です。
シミュレーションゴルフのデメリット
便利なシミュレーションゴルフですが、実際のゴルフとは違う部分もあります。
実際の飛球を最後まで見られない
ボールはスクリーンやネットに当たるため、実際に空中を飛んでいく様子を確認することはできません。
屋外での弾道を確認したい人は、打ちっぱなしも利用するとよいでしょう。
実際の芝とは感覚が違う
多くの施設では人工芝のマットからショットを打ちます。
実際のゴルフ場では、
・フェアウェイ
・ラフ
・傾斜
・バンカー
など、さまざまな場所から打つ必要があります。
シミュレーターだけですべての状況を再現するのは難しいでしょう。
機種によって数値に違いが出る場合がある
シミュレーターによって計測方法や弾道計算の仕組みが異なります。
同じショットでも、異なる機器では飛距離などの表示に差が出る場合があります。
数字だけを絶対的なものとして考えるのではなく、練習の目安として活用するとよいでしょう。
初心者でもシミュレーションゴルフを利用できる?
シミュレーションゴルフは初心者でも利用できます。
むしろ、ショットの結果が画面上ですぐに表示されるため、楽しみながらゴルフを始めやすい環境でもあります。
最初はデータを気にしすぎなくてOK
初心者の場合、画面に多くの数字が表示されても、何を見ればよいかわからないことがあります。
最初からすべて理解する必要はありません。
まずは、
・ボールに当たったか
・どの方向へ飛んだか
・どのくらい飛んだか
など、わかりやすい情報から確認してみましょう。
レッスン対応施設もおすすめ
初めてゴルフをする場合は、シミュレーターだけで自主練習するより、インストラクターから基本を教えてもらえる施設もおすすめです。
経験者はショット分析を活用しよう
ゴルフ経験者の場合は、シミュレーターの測定データをより細かく活用できます。
例えば、
「ドライバーのスライスが多い」
「アイアンの飛距離が安定しない」
「ウェッジの距離感を合わせたい」
といった課題がある場合、それぞれに関係するデータを確認しながら練習できます。
特に同じクラブで複数球打ち、平均値やばらつきを見ると、自分のショット傾向を把握しやすくなります。
シミュレーターによって何が違う?
インドアゴルフ施設では、さまざまなメーカーのシミュレーターや弾道測定器が導入されています。
機種によって、
・計測方式
・測定できる項目
・画面表示
・収録コース
・スイング撮影機能
・練習モード
などに違いがあります。
そのため、施設を選ぶときに「シミュレーターあり」という情報だけで判断しないことも大切です。
練習目的なら測定データを確認
上達を目的にする場合は、自分が確認したいショットデータを測れるか確認しましょう。
ラウンドを楽しみたいなら収録コースを確認
友人とシミュレーションラウンドを楽しみたい人は、収録されているコースやゲームモードも確認するとよいでしょう。
操作のしやすさも大切
毎週利用する設備なので、自分で簡単に操作できることも重要です。
可能なら入会前に体験してみましょう。
インドアゴルフの体験では何をする?予約から入会までの流れを解説
シミュレーションゴルフと打ちっぱなしはどちらがおすすめ?
どちらにも違ったメリットがあります。
シミュレーションゴルフが向いている人
・ショットをデータで確認したい
・自分のスイングを分析したい
・天候を気にせず練習したい
・仕事帰りに短時間利用したい
・シミュレーションラウンドを楽しみたい
打ちっぱなしが向いている人
・実際の飛球を確認したい
・屋外で練習したい
・風の影響を確認したい
・たくさんのボールを打ちたい
上達を目的にするなら、両方を使い分ける方法もあります。
シミュレーションゴルフでショットを分析する
↓
打ちっぱなしで実際の弾道を確認する
↓
コースで試す
という流れもおすすめです。
インドアゴルフと打ちっぱなしの違いは?どちらがおすすめか徹底比較
シミュレーションゴルフ施設を選ぶときのポイント
シミュレーターを重視してインドアゴルフを選ぶ場合は、次の項目を確認してみましょう。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 機種 | どのシミュレーターを導入しているか |
| 測定データ | 自分が確認したい数値を測れるか |
| スイング撮影 | フォームを映像で確認できるか |
| ラウンド | シミュレーションラウンドに対応しているか |
| 個室 | 周囲を気にせず利用できるか |
| 利用時間 | 1回何分使えるか |
| 料金 | 追加料金なしでシミュレーターを使えるか |
| 予約 | 希望する時間帯に利用できるか |
設備だけでなく、通いやすさや料金なども合わせて比較することが大切です。
シミュレーションゴルフは練習にも遊びにも使える
シミュレーションゴルフは、実際に打ったショットを計測し、その結果をスクリーン上に再現するシステムです。
飛距離やボールスピードなどのデータを確認できるため、スイング改善やクラブごとの距離確認など、さまざまな練習に活用できます。
一方で、実在するコースを再現したラウンドモードを使えば、友人同士でゲーム感覚でも楽しめます。
ただし、実際の芝や風、傾斜などを完全に再現できるわけではありません。
シミュレーションゴルフで分析する
打ちっぱなしで実際の弾道を見る
ゴルフ場で実践する
というように、それぞれの練習環境を上手に使い分けるとよいでしょう。
シミュレーターのあるインドアゴルフを探してみよう
インドアゴルフ比較ナビでは、地域からインドアゴルフ施設を探すことができます。
施設によって導入している設備やシミュレーターが異なるため、気になる施設の詳細情報や公式サイトも確認してみましょう。